『007 カジノ・ロワイヤル』(007 : Casino royale) / ダニエル・クレイグ

監督 :
マーティン・キャンベル
特に目立つ人たち :
ダニエル・クレイグ
エヴァ・グリーン
マッツ・ミケルセン
ジュディ・デンチ
おれが観たあらすじ :
ジェームズ・ボンドは優しい人だ。

 どうしてもこの映画の感想をひと言で表せと言うのなら、おれはこういう。

 大好きだァ ──────── !!!!

 雄たけび。

『007 / カジノ・ロワイヤル』観賞履歴 & 感想のまとめ。

  1. 第1回目観賞 : ジェームズ・ボンドは、ピアース・ブロスナンだけじゃない!!

 デンデレデンデェ~ンデンデンデ
 デンデレデンデェ~ンデンデンデ
 デーデー・デデデー

 ズキューン、と6代目のジェームズ・ボンドがとても残念。
 ダニエル・クレイグ……ダニエルさん……おい、ダニエルン。
 嗚呼、残念。
 あれじゃ女にモテねぇだろう。

 やっぱ5代目でしょう。ピアース・ブロスナン。
 カッコよくてキレてスマートで洗練されてて、あっちもこっちもヤリ手でさ。
 あの人がやっぱしみんながイメージする “ 007 ” っていうジェームズ・ボンドじゃねぇの?
 とまあ、それなら1代目から歴代のジェームズ・ボンド観てから言えってことにもなるよな。ショーン・コネリーなんてカッコよかっただろうさ、そりゃ。
 けど、やっぱそっから入ってった世代としては、ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンド。

 とはいうものの。ものの。もののだよな?
 この映画が展開されていくに連れてだな、このダニエル・クレイグがめっちゃカッコよく見えてくる!!
 やっべぇぐらいカッコいい。シビれたな。
 なんつーの?
 ……カッコいいの。
 もしかすると、ピアース・ブロスナンをも超えておれのイメージする “ 007 ” っていうジェームズ・ボンド像に一番近いかもしれないかもしれない。

 たしかに、ピアース・ブロスナンみたいに甘いマスクでいかにもモテますみたいなお顔立ちではないよ? そりゃそうだよ? そんなの見りゃわかるよ? 90人いたら、84人ぐらいはイケメンなんて呼んでくれないよ?
 でもね?
 内面?
 ……いや、内面か?
 違うな。
 ……雰囲気だな。
 ソフトとハードのメリハリがあって、直球と変化球の投げ方が巧みで、いつでも相手を受け止められるだけのゆとりを、必ずどこかにあけてある。
 会話。
 そう、会話だ。話し方にそれが一番出てる。うん、出てるな。

 おれが観てきた5代目『007』シリーズのジェームズ・ボンドはみんなそうだったけど、会話がピンポイント。
 ホント、言葉のスナイパーだよな、ジェームズ・ボンドって。
 相手が欲しがってるところをピンポイントで射抜く。ぶち抜かない。射抜く。いや、貫通もしない程度に、そこに残るように撃つ。
 聡明でちゃんと頭で考えてから言葉を築いてるんだけど、感情のままに率直な行動を出すこともある。
 自分の女の好みもズバッと言っちゃうあたり、計算なのか、まんまなのか、素晴らしい!!
 そして、その好みも素晴らしい!!
 おれもです。
 あれもこれも “ 007 ” なのね。

 って、おっとー。
 これだと結局シナリオのセリフまわしだから、ダニエル・クレイグの雰囲気とはちょっと違うか。

 まま、とにかく、6代目ジェームズ・ボンドにがっかりしたのは、最初のほうだけだった。ありゃ惚れるわ。
 強ぇし、頭キレるし、自信たっぷりに引っ張ってくし、命令とお願いと受け入れるって区別と使い分けがバッチリだし、でもって、やっぱ常に相手のことを見て、把握してる。そこがすげぇ。なかなかできることじゃねぇよ。
 気がついたら、相手がずっとうしろのほう歩いてたとか、街なかで見失ってたとか、デパートのなかではぐれたとか、隣見て話しかけたら知らない人だったとか、世の中の男性諸君はけっこうそういうのあるんじゃね?
 本気で守るんなら、常に把握できてないとな。
 って言っても、“ 監視 ” とは違うよ?
 一瞬でも勘違いしてしまったあなた!!
 それじゃ~ジェイムズ・ボンドにゃなれねぇよ。

 そこまでイケメンっていうわけじゃないけど、惚れる。甘いマスクではないけど、なんか甘い。ボロクソにやられるけど、やっぱ強い。守ってくれる。頼れる。
 ありゃ惚れるぜ。
 そこまで容姿端麗っていうわけじゃないってとこに、またこれが世のあぶれた輩たちも感情移入しやすい。
 それでモテるんだから、たまんねぇ。


 とまあ、そういう話はそんぐらいにして、映画全体のほういこうか。

 ……って言っても、“ さすがは 007 ” としか言いようがねぇ。
 寸分の狂いもない物語の展開とシナリオ。王道といってもいい。
 ホント、ハラハラドキドキさせてもらいながらも、どっかで安心してる。
 悪者が出てきて、そこへの調査が開始されると同時に、また別の悪者の影がちらつく。女の誘惑もちらつき始める。で、つまみ食い。そしたら実はその女が接点だったり、接点の女を手中におさめておく。
 調査は急展開を見せて、両者ズタボロになるような大勝負を経て、一件落着。
 かと思いきや、まさかの裏切り。
 ……たまんねぇ。わかっちゃいるけど、おもしれぇ。
 ってか、けっこうこういうアクションもののほうが、最近ならサスペンスとかミステリーっていうジャンルの映画より内容が複雑になってるよな。最近のサスペンスとかミステリーってさ、なんか無意味に複雑にして、もうゴッチャゴチャになって結局は “ What? ” っていうのが多い。

 いいです!!
 いいですよ、『007』!!
 やっぱり好きです、殺しのライセンス!! おれも欲しいです、殺しのライセンス!!
 でまた今回は、タイトルのとおり “ カジノ・ロワイヤル ” ってことなんで、ムダに人殺しもしないってのがまたよかった。
 まま、最初はホント、ただのイカレ殺人鬼みたいな印象も受けたけど、のちのち一切のムダがないっていうことに気づかされる。それもまたよし。
 “ わかりやすい複雑さ ” ってのがいいっすな!!

 あ、そうだ。
 おれ、勘違いしてたみたいなの。
 これ、『007 / カジノ・ロワイヤル』なんだけども、たしか予告編だったかなぁ~?
 まあ、CM かなんかでこの映画に対する先入観というか思いこみを抱いてしてしまったらしいのだな。
  “ 殺しのライセンス ‘ 00 ’ を得る前のジェームズ・ボンド ” っつーことで、“ 昔の若かりしジェームズ・ボンド ” のことなんだと思ってたわけ。
 違うんだな。
 あくまで6代目っていうことでストーリーが構成されてるらしい。
 いや、途中でさ?
 “ 9.11 ” がどうのこうのとか、ダニエルさんが使ってるケータイが、画面のなかでアニメーションばりばりのアイコンで操作するような最新機種だったりとかしてたわけさ。
 おかしくね?
 今回の “ ボンド・カー ”、あれ、ハイテクすぎやしませんか?
 おれが生まれる前からつづいてるシリーズらしいのに、ケータイっすか? ラップトップのパソコンっすか? 個人宅にエレベーターっすか?
 そんな疑問がグッツグツと煮立ってましてね。
 っつーか、みんな普通の髪型してんじゃん。バッハとかフォスターとか、なんかチンチクリンだったりピッチリ横わけじゃないの?
 でも、納得した。
 ハンニバル・レクターみたいな作りじゃないのね。ライジングしちゃったりしないんだな。あそうなの。わかったよ。


 あ、あ、ああ、ぁぁぁぁぁああああああ ──── !!!!
 M!! M!!
 M さん、あんただよ!!
 なんでここへきてジェームズ・ボンドが、なんかすごそうな秘密知ってんだ?
 あんたの名前の由来ってなんだよ……教えてよ。
 すっげぇ気になる。
 次は『 MI6 ロワイヤル』でお願いします。

自分のための “ 007 ” 豆知識

  • 正式名は “ Secret Intelligence Service ” で、略称は “ SIS ” らしい。
  • MI6 というのは “ Military Intelligence
    6 (軍情報部第6課) ” の略らしく、それは一応建前上は間違いらしい。
  • 『007』の原作者であるイアン・フレミングは元 MI6 の諜報員だったらしい。

 MI6 ってたしか、新聞広告で募集してんだろ?
 おれも入れねぇかなぁ~……と思いきや、最低条件はイギリスに過去10年のあいだで最低5年間は住んでないとダメとのこと。
 ん~……ジャポン支部を作ってください。


 M は、ホントにミステリアスだな。
 権力を持つキレ者……最低ですな。
 でもホント、魅力的。かっちょいい。
 毅然とした女性っつーのは、ホントそれだけで魅力になるってなもんだ。その見本だな、あの M は。

 あとォ~Oh!! そう!!
 マティス役のジャンカルロ・ジャンニーニ!!
 ホント存在感あんなぁ~、あの人……
 一番印象に残ってるのが、やっぱなんといっても『ハンニバル』のパッツィ刑事な。
 なんかいっつもチョイ役なんだけど、しっかり存在感残してく。
 悪そうな顔してるけど、逆に正義感が強すぎるのか、愛国者すぎるのか、テロリストと同じか?
 信条とか信念とか正義感とか ──── あくまで “ 自分なりの ” っていう注釈がつくけど ──── が強すぎて、善が高じすぎて悪ととられてしまう?
 そういう役が多いな。
 好きだな、こういう人。

 あとは……いやぁ~、やっぱ M だな。
 『007』シリーズって、M だな。やっぱ M だな。
 ピアース・ブロスナンでもっと続いてほしかった気持ちはやっぱり拭いきれないけど、今回からの6代目ジェームズ・ボンドもかなりいい感じだ。
 もうここまでくると、もっとジェネレーションを深めたくなる……でも、モノクロ映画は観る気がしないので、却下。
 カラーのなら、いつか観てみようと思ふ。


 『007のテーマ』もいい。相変わらずいい。
 このテーマソングが流れると、その瞬間すでに目玉がダブル・オーに切り替わる。
 昔、まだ4和音とかだったころ、ケータイの着メロには、必ずこれが入ってた。64和音まで、それは続いた。

 そうそうそう。
 なんか今回、オープニングがアニメーションになってたな。
 カッコよかったなぁ~、あれ…… “ カジノ ” だけにトランプで、それがまた “ 007 ” ともマッチさせてた感じが、実にカッコよかった。
 でも、ちょ~っと長かった。


 ん~~~~~~~~……んまあ、とにかくだ。

 おれは、『007』が大好きだァ ──────── !!!!!!!!
 とってもとっても、大好きだァ ──────── !!!!!!!!
 大好きなんだァ~~~~ぁ~ぁ~ぁ~ぁ~!!!!!!!!


タイトル :
『 Casino Royale 』
原作 :
イアン・フレミング (Ian Fleming) / 『007/カジノ・ロワイヤル』(東京創元社刊)
監督 :
マーティン・キャンベル (Martin Campbell)
製作 :
バーバラ・ブロッコリ (Barbara Broccoli)
マイケル・G・ウィルソン (Michael G. Wilson)
製作総指揮 :
アンソニー・ウェイ (Anthony Waye)
カラム・マクドゥガル (Callum McDougall)
脚本 :
ニール・パーヴィス (Neal Purvis)
ロバート・ウェイド (Robert Wade)
ポール・ハギス (Paul Haggis)
撮影 :
フィル・メヒュー (Phil Meheux)
衣装デザイン :
リンディ・ヘミング (Lindy Hemming)
編集 :
スチュアート・ベアード (Stuart Baird)
音楽 :
デヴィッド・アーノルド (David Arnold)
テーマ曲 :
モンティ・ノーマン (Monty Norman) / 『ジェームズ・ボンドのテーマ』 (theme “James Bond ”)
出演 :
ダニエル・クレイグ (Daniel Craig) / ジェームズ・ボンド (James Bond)
エヴァ・グリーン (Eva Green) / ヴェスパー・リンド (Vesper Lynd)
マッツ・ミケルセン (Mads Mikkelsen) / ル・シッフル (Le Chiffre)
ジュディ・デンチ (Judi Dench) / M (M)
ジェフリー・ライト (Jeffrey Wright) / フェリックス・レイター (Felix Leiter)
ジャンカルロ・ジャンニーニ (Giancarlo Giannini) / マティス (Mathis)
サイモン・アブカリアン (Simon Abkarian) / アレックス・ディミトリオス (Alex Dimitrios)
カテリーナ・ムリーノ (Caterina Murino) / ソランジュ (Solange)
イワナ・ミルセヴィッチ (Ivana Milicevic) / ヴァレンカ (Valenka)
セバスチャン・フォーカン (Sebastien Foucan) / モロカ (Mollaka)
イェスパー・クリステンセン (Jesper Christensen) / ミスター・ホワイト (Mr. White)
クラウディオ・サンタマリア (Claudio Santamaria) / カルロス (Carlos)
イザック・ド・バンコレ (Isaach De Bankolé)
トビアス・メンジーズ (Tobias Menzies)

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