- 監督 :
- ベティ・トーマス
- 特に目立つ人たち :
- ジェシー・メトカーフ
- ブリタニー・スノウ
- アシャンティ
- ソフィア・ブッシュ
- アリエル・ケベル
- おれが観たあらすじ :
- とある女の子が見つける大切なもの。
行きずりの女と寝る感じ。
『モテる男のコロし方』観賞履歴 & 感想のまとめ。
- 第1回目観賞 : チョコレートは、たしかな万能薬だと、おれも思う。
いやぁ~……普通。
フツーにおもしろかった。
フツーに楽しめたな。
でも、そんだけだったな。
まま、あえて言わせていただくのなら、本編よりも、“ メイキング ” とかの “ 特典映像 ” のほうが、少ないとはいえおもしろかったかなと。
“ ガール・パワー ” と監督をはじめ、出演者たちは口をそろえて言ってる。
まま、みんながそう言うんなら、そうかもしらん。撮影現場とか当人たちのあいだではな。
しかしだ。
観てる側にしたら、そこまで強烈ってわけじゃ~ない。
やっぱ “ 共感 ” のほうが強いんじゃないか?
ホント自然な女の子たちの風景がちりばめられてる。狭いのに、ベッドの上にみんなで寝転がってお菓子つまみながらしゃべりまくるとか、嫉妬心で突き動かされてる感じとか、未練とかな。
男にとっちゃ勉強だな。知識として脳みその片隅に置いといても損はない内容。
男たちもああだこうだ考えるけど、女の子たちはもっともっと考えてるってこと。
『旅するジーンズと16歳の夏』って映画でも同じような感じだったけど、“ ガール・パワー ” なら向こうのほうが強い。
それを押すには、この映画じゃ弱い。
共感は強い。
おれは男だけど、なんかわかった。協力者はいないにせよ、たぶんおれも考えてるなと……
いやいや、復讐なんてしねぇ。恋愛においてだ。
恋ってやつは、戦争よん。
たぶん2年……いや、もしかしたら1年後かもしれないけど、3年後には、間違いなく記憶にも残ってない映画の一つだろうなというのが、おれの率直な感想。
観たときはフツーに楽しめるし、後味も “ 嗚呼、青春 ” って感じでいい気分だけど、それが如くその場限りというのは否めないかな、やっぱ。
登場人物も、なんかイマイチ。
なんかこう……なかなかどうしてパッとしないっつーか、華がないというか、なんというかね。
マスト・ダイとされてる主人公のジェシー・メトカーフは、言うまでもない。キュートさもカッコよさもない。ぶっちゃけ、タイプじゃないってだけの話。
いや、おれはゲイじゃない。病的な女好きだ。
“ 特典映像 ” で、こんなこと言ってた。
バスケはけっこうな腕前だよ。10段階評価で、7ぐらいかな。
どこがじゃ、ボケぇ……
実際にバスケをやってた人間にとっては、こういう演出が一番冷める。あり得ないダンクとか無理。
でも、シュートのフォームはメッチャきれいだったな。
ちなみに、“ John ” って単語には、ジョンっていう人の名前のほかに、“ トイレ ” とか “ 便座 ” とか、英国の俗語的な表現のスラングで “ おちんちん ” っていう意味もあるんだそうだ。
おもしれぇ。
狙ってたんだったらすげぇな。
それならマッチョでもバスケもうまくなさそうだけど、弟くんのほうが学校一の人気者だろうさ。いや、おれのタイプだ。
ちょっと影のあるオーランド・ブルームって感じ。
オーランド・ブルームはカッケええ……マジ、カッケぇぇ。
オーランド・ブルームは、なんかちょっと少年のような感じで、無垢なイメージ。
でもこのスコット役のペン・バッジェリーは、悪さもしてきた感じがしていいな。それでいて清潔感もあって、純粋そうな雰囲気もあって、どことなく気品も漂わせてる。やんちゃ貴族といった感じか。
『クルーエル・インテンションズ』で無邪気な悪を観て、『カオス』で理性的で感情的な大人の魅力もふりまくライアン・フィリップとか、生粋のワイルド貴族って感じの『ロック・ユー』で見つけたヒース・レジャーとか、なんかそのへんのにおいを感じた。
よい。
たいへん、よい。
まま、熟女ファンなおれだからってだけかもしれんけど、やっぱケイトのお母さんが一番華かな。強いて挙げれば。
ケイト役のブリタニー・スノウは、たしかに最初は映画のなかでも言われてたけど、実際そうでもないけどダサ子ちゃん。
でも、イメージチェンジをはかったあと、映画も終盤になってくるころには、見違えるほど可愛く見える。これは間違いない。
髪型って大事よね。たかが髪、されど髪。
人間の印象って、けっこう “ 毛 ” がものを言うのかなと……特徴とも言えましょうか。
というより、個人的には、この人が主人公だなと……際立ってるってわけではないけども、存在感はとってもあると思ふ。
あ、あと、そういえば、アシャンティ出てたっけな。
あの人は、黒人さんで唯一といっていいほど、可愛いと感じた人。
この映画ではちょっとキャラを抜きにしても、どうかと思ったけど……太ったよな。
やっぱおれ、顔が丸いのはダメだな。肉は ×。
でもこの人は華を感じられて可愛いし、好きだな。
まあ、9割方、歌のほうに傾くけど。
動物愛護団体に所属してる女は、だいたい尻軽?
それ、本気で憶えとくよ?
んでキャリー役だったか?
アリエル・ケベルったか?
おまえ、ぶっちゃけ、ソニンだろ。
まあぁぁぁぁぁ~~~~~~~……やっぱ、エンターテイメントかな。
食事の合い間を埋めてくれるテーブル・マジックみたいな感じというか、まあ、やっぱ娯楽だね。
って、どぅわ ──────── オ!! WAO!! ワオワオ!!
忘れるとこだったぜィ ──────── !!
ジョン・タッカーが本音っぽい心情をケイトに打ち明けるとこ!! あのシーン!! あのワンシーンのセリフ!!
名ゼリフ!!
あそこはわっかった!! マジわかった!! すっげぇ共感!!
男ってそういう心情がどうしてもあるの。ホントあそこは男の深層心理っつーか、切っても切り離せない心情を見事に吐き出してくれてるよ!!
女の子にとっても勉強になるかもね……“ そんなの知ってる ” なんて言わせないぜ?
とにかく、暇つぶしには絶対なる。
もっかい観ても特に感想はたいして変わらなそうな映画だな。
それはそれでありでしょう。
本当は、それぞまさに映画の醍醐味なのかもしれんな。
とりあえず、この『モテる男のコロし方』って映画をバカにする男、おまえは絶対、恋愛で失敗する。
それは肝に銘じておけ。
- タイトル :
- 『 John Tucker Must Die 』
- 監督 :
- ベティ・トーマス (Betty Thomas)
- 製作 :
- マイケル・バーンバウム (Michael Birnbaum)
- 製作総指揮 :
- マーク・S・フィッシャー (Marc S. Fischer)
- 脚本 :
- ジェフ・ローウェル (Jeff Lowell)
- 撮影 :
- アンソニー・B・リッチモンド (Anthony B. Richmond)
- 音楽 :
- リチャード・ギブス (Richard Gibbs)
- 出演 :
- ジェシー・メトカーフ (Jesse Metcalfe) / ジョン・タッカー (John Tucker)
- ブリタニー・スノウ (Brittany Snow) / ケイト (Kate)
- アシャンティ (Ashanti) / ヘザー (Heather)
- ソフィア・ブッシュ (Sophia Bush) / ベス (Beth)
- アリエル・ケベル (Arielle Kebbel) / キャリー (Carrie)
- ペン・バッジェリー (Penn Badgley) / スコット (Scott)
- ジェニー・マッカーシー (Jenny McCarthy) / ロリー (Lori)
- Fatso-Fasano / トミー (Tommy)
- ケヴィン・マクナルティ (Kevin McNulty) / バスケ部顧問 (Basketball Coach)
- テイラー・キッチュ (Taylor Kitsch) / ジャスティン (Justin)
- 新 : 『007 カジノ・ロワイヤル』(007 : Casino royale) / ダニエル・クレイグ
- 古 : 『毛皮のエロス ~ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト~』(FUR : AN IMAGINARY PORTRAIT OF DIANE ARBUS) / ニコール・キッドマン