- 監督 :
- ジョン・カサー
- 特に目立つ人たち :
- キーファー・サザーランド
- メアリー・リン・ライスカブ
- マリソル・ニコルズ
- ジェームズ・モリソン
- D・B・ウッドサイド
- ジェイン・アトキンソン
- カルロ・ロタ
- ピーター・マクニコル
- エリック・バルフォー
- おれが観たあらすじ :
- この世にテロが起こりうる限り、CTU は永遠に不滅です。
シーズン5から二年のインターバルをおいて、たぶん二ヶ月ぶりにまず一話……
すぐ観終わった。
そして海外ドラマは、一日一話だけって自粛するにいたった。
すっげぇ悲しい……
実際観たのは、2008年 4月の26日のこと。
『24 TWENTY FOUR シーズン6』観賞履歴 & 感想のまとめ。
- 第1回目観賞 : ん~……89点!!
おもしろくないわけがないでしょ。
おもしろいよ。当然でしょ。
え? なに?
なにか期待してたかな?
ちょっと普通と違うこと言ってくれるかなとか、ひとひねりくれるかなとか、そんなこと期待してくれてた?
zen-zen.
相変わらずゲロおも。
だって。だってね?
この『24』シリーズは、おれがかつて自分でこういうの書いたら絶対おもしれぇ~よなぁ~って、ぼんやりと思い描いてた展開のシナリオなんだから。自分が書きたかったものが出てきてるのに、そんなのつまんないわけがない。
しかも、ハリウッド。
テーマからセットから、予備知識から知識まで、すべてが本場のリアルな情報が盛りだくさんだし、おれがやりたかったのはあくまで小説で、こちらは映像つきときたもんだ。実に現代向け。
これをつまんないなんて言っちゃうやつは、おれがおまえをテロしてくれるわ!!
触り
今回、ショッパナから飛ばしてる。かなり。テロも人間関係も。オール・オブ・エキサイト。
今までのテロなんてかわいいもんだ。ケンカだって痴話喧嘩。乳繰り合ってるだけに見えるよ。
っつーか、今まではなんだかんだで、寸でのところでジャックが食い止めてたのだな。
でも今回は違う。
もうドッカンドッカンやられてんの!! 最初っからっすよ?
そう。そう ──── そうなの!!
今回の最大の見所。
それは、これ。
あのジャックが、弱音を吐いちゃうのォ ──────── !!!!!!!!
Noooooooooooooooooooooo!!!!!!!!
あのジャックが? あのジャックがだよ? あのジャック・バウアーだよ?
いつも自信たっぷりィーの、ゆとりすら感じられるほどの的確かつ大胆な指示を出しィーの、自分が常に中心と思いきや周囲への配慮を絶対に忘れない心優しき男気あふるるジャック・バウアーが、弱音っす。
──── おれ、無理っす……そんな、だから言ったじゃないっすか……おれには無理っすよ……無理なんすよ……
押されっぱなしの CTU...
コッタコタの President...
身も心もズタボロ Jack...
裏切りの U.S Government...
果たして!?
まあ、なんだかんだで最強だけどね。
主な登場人物について ──── おれが好きな and 嫌いな。
キャストは相変わらずだけど、相変わらずみんな、すてキング。
だから、メインキャストとして、おれの素敵キャストとして、きちんとした登場人物それぞれにコーナーを設けてみた。
ひとクセもふたクセもある濃い人ばかりで、すっげぇ “ キャラが立ってる ” ってやつ?
まま、これまた相変わらずだけど、ストーリーの展開上、用なし、あるいは面倒くさそうなキャラクターは、まるで作り手側がテロリストがごとく、捨て駒のように簡単に殺されちゃうけどね。
でも、あまりに長くなってしまったので、ひとまず非表示にしてある。
下の “ 全開 ” ってとこをクリックすれば、見れるよ。
ぶっちゃけ、お下品な内容も含まれてるので、本当に読みたいっていう人だけにして。
【全開】
とりあえず主役ってことでジャックを最初に書いたけど、一番好きなのは、やっぱクロエだな。
そして、ナディア ──── いや、このシーズン6で “ 1位タイ ” に並んだかもしらん。
あとはもう、ほぼどっこい。
ジャックもいいけど、ビルもいいし、マイクも捨てがたい。
そういえばキーファー・サザーランドって、製作にも関わってたんだねぇ~……製作総指揮っていう立場だったみたいだけど、監督もイケんじゃね?
あと、ビルなんだけども、絶対みんな “ ビル・ビュキャナン ” って呼んでるよね?
おれもそう思ってたけども、字幕でもなんでも “ ブキャナン ” になってるんだよなぁ~……なんかヤダ。
でも、『24』で有名になった人も多いよなぁ~……
主演のキーファー・サザーランドなんてホントそうだ。むしろ、キーファー・サザーランドっていう名前より “ 『24』のジャック ” っていう憶え方してる人のほうが多いんじゃないか?
っつってもキーファー・サザーランドだけかな。
『 24 - TWENTY FOUR - 』観てなにが一番よかったかって、クロエ ──── メアリー・リン・ライスカブ ──── に出逢えたこと。
全然関係ないかもしんないこと ──── “ エシュロン ” の存在。
最近になってこの “ エシュロン ” っていうものの存在が、いろいろと取り沙汰されるようになってきたと思う。
あくまで超機密事項みたいで、実際には、あくまで “ 噂 ” っていうレベルの話かもしれんけど、その名前がタイトルの『エシュロン』っていう映画まで作られてる。
最初にその言葉を聞いたのは『エイリアス』。
前に書いてた日記『 TMD 』で、コメントをくれた Y さんからオススメしてもらった海外ドラマなんだけども、これもスパイでテロ関係。ほんで、実際おもしろい。ただいま “ シーズン4 ” まっただなか。
そしてついに『24』でもその名が出てきたわけだ。
そりゃ驚きだよ。
エシュロン(Echelon)はアメリカ合衆国を中心に軍事目的で作られた、主に電子情報に関する収集・分析・分類・蓄積・提供を行なうほぼ地球規模でのシステムの名称とされている。
アメリカ国家安全保障局(NSA)が主体となり、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの協力によって運営されているといわれているSIGINTのシステムである。米ソ冷戦時代に作られたが、ソビエト崩壊後は軍事目的での使用が減り、代わりに各国において産業スパイとして使われているのではないかと懸念されている。『ウィキペディア(Wikipedia)』 - エシュロンより作成
これは、世界最大、最強の情報企業であるアメリカ合衆国政府が、ついにその最高機密を明るみにしたと思っていいんじゃないか?
おれが考えるその意図はこう。
実際に存在はしてる。でも、こういう目的で使われてるんだよ。決して悪いことには使ってないから安心してね。
どうなんだ?
だからおれは、さらにこう考える。
──── “ エシュロン ” 以上のものが完成したんだし、もう暗に認めて公開しちゃってもいんじゃね?
そう、すでにそれを運営してるアメリカ国内、いや、もしかしたら国外かもしれんけど、“ エシュロン ” 以上の情報収集能力を持った装置が完成したから、それはもう、“ 情報提供用 ” でいいんじゃないかという単なる国外用サーバーぐらいの存在に成り下がってるんじゃないか。
協力国への宣伝と保身。
じゃなきゃトップシークレットのものを世に出すわけがねぇ。超先進で超保守、過激で穏健なアメリカが、そんなバカなことするはずがねぇ。
たぶんもう、おれのおトイレ映像だけじゃなくて、その成分までアメリカにはバレてんだろうな。昨日の夜なに食って、これからなに食うかまで ──── そうだ。
現状だけじゃなくて、今度のは “ 予測 ” まで盗聴できるんじゃないか?
感じること ──── 米国の正義(司法取引)
そしてこの『24』シリーズを観てると、どうしてもアメリカの司法というか正義っつーのは、結局のところ “ 司法取引 ” によって成立してんじゃねぇかと感じずにはいられないのよねぇ~、これが。
たしかに切羽詰った状況だってのはわかるし、いちいち情報分析してる時間もないってのはわかる。
でもほとんどが司法取引によって成立してるじゃない。大統領の “ 恩赦 ” と引き換えにさ。
それ出しちゃったらさ、もう手も足も出せなくなっちゃうわけじゃん?
いいだけ悪いことしたあとで、ものっすごい情報さえ掴んでくれば、無罪放免でボロ儲けなんじゃないの?
苦渋の選択だってのもわかるし、やむを得ない状況だってのはわかるけども、犯罪者なんてバカじゃねぇ。バカなわけがねぇ。バカに犯罪者なんて務まらねぇだろう。
一回捕まって恩赦もらったら、また同じようなミス犯すはずもねぇだろうて。むしろ、また別の情報があるって恩赦がもらえるわけだよな。
そうなっちゃうとさ、いくらでも取引できちゃうわけで、いくらでも恩赦が引き出せるんじゃないのかなぁ~とか思っちゃってしょうがない。
テロに屈しないアメリカって叫んでるけど、結局テロリストば野放しにしてるのもアメリカなんじゃね?
屈してはいないものの、対等な立場だよね、アメリカとテロリストって。
全体像・まとめ
やっとここまで……ふぅ~。
おもしろいよ。
うん……やっぱりおもしろい。
おもしろすぎるよ。
おもしろすぎて、普通に映画とか観ても、なんかどれもつまんなく感じるようになっちゃうよ。
『24』は罪だよ。
ただ!!
ただねぇ~……今回ねぇ~……
やっぱ “ シリーズ完結 ” っていうのを意識したのか、後半がもう穏やかァ~になっちゃってるのさ。
最初から思いっきりぶっ飛ばしててハラハラドキドキの連続に連続を連ねてるのに、後半何枚かはもう、“ エピローグ ” みたいになっちゃってる感じ。
ハラハラはあるけど、ドキドキはないな。
これまでの『24』でのエピローグは、最後の一話だけだったはず。
事件解決後、それまでの23時間をもって関係者たちに巻き起こるロマンスだったり、絆を深めるやりとりだったり、確かめ合ったり別れたりと、緊迫感が安堵感に変わる。
でもそれはあくまで、ラスト一時間だけだった。
それがシーズン6では、なんとなく冗長に感じてしまった。ジャックが人間に戻るというか、命令じゃなく、自分の気持ちに従うっていう感じ。そう、それにはたいへんな時間と苦労を要するわけだな。
まあ、映画ならすっげぇいいとこなんだろうけど、個人的にはそこがちょっと残念だったかなと。
でもさ?
……出るだろ。
出るだろ?
『 24 - Twenty Four - Season VII 』
出すだろ?
オイ、出すんだろ?
ってか、出せよ。
実際もう作ってんだろ? な?
なんかそれを意識した作りかなと……
これで完結って言われれば納得できなくもないし、まだ続くって言われれば、“ あやっぱり? ” ってなる。
あのラストはそういう展望を眺めさせたな、監督。
っつーかさぁ~あ?
『踊る大捜査線』みたいの出しそうだな、そのうち。
『 24 - The movie - ~ジャックのための木(仮)~』
──── “ きみと生きた24時間……そして、きみに生きた24時間 ────
みたいな?
どう?
ダメ?
少なくとも、おれは買うよ? おれの仮タイトル採用してくれたら、追加で3枚買っちゃうからさ。
ねぇ~、出してよぉ~……
『24』ってホント不思議なもんで、先がすっげぇ気になる割に、ディスク終盤に向かうに従って、観終わりたくないっていう衝動に駆られてしまう。
テンポがいい上に展開も速いから、あっという間に一話が終わる。
で、次、また次って観ていくうちに、残り一枚とか? もう終わり?
あの瞬間が一番悲しくて、一番楽しいとき。
ん~、いい加減疲れてきたから……
あ、そういえば、おれが通ってる美容師さんのひと言が、『24』への想いを如実に表してるんじゃなかろうか?
観るのやめたほうがいいよ? 観だしたら、自分の時間なくなるよ?
『24』はおもしろい。
今んとこ、おれの “ 最強 ” である。
キャスト詳細情報
- タイトル :
- 『 24 』
- 企画 :
- ジョエル・サーノウ (Joel Surnow)
- ロバート・コクラン (Robert Cochran)
- 監督 :
- ジョン・カサー (Jon Cassar)
- 製作総指揮 :
- ブライアン・グレイザー (Brian Grazer)
- ロバート・コクラン (Robert Cochran)
- ジョエル・サーノウ (Joel Surnow)
- ジョン・カサー (Jon Cassar)
- ハワード・ゴードン (Howard Gordon)
- キーファー・サザーランド (Kiefer Sutherland)
- 出演 :
- キーファー・サザーランド (Kiefer Sutherland) / ジャック・バウアー (Jack Bauer)
- メアリー・リン・ライスカブ (Mary Lynn Rajskub) / クロエ・オブライエン (Chloe O'Brian)
- マリソル・ニコルズ (Marisol Nichols) / ナディア・ヤセル (Nadia Yassir)
- ジェームズ・モリソン (James Morrison) / ビル・ブキャナン (Bill Buchanan)
- D・B・ウッドサイド (D.B. Woodside) / ウェイン・パーマー (Wayne Palmer)
- ジェイン・アトキンソン (Jayne Atkinson) / カレン・ヘイズ (Karen Hayes)
- キム・レイヴァー (Kim Raver) / オードリー・レインズ (Audrey Raines)
- ウィリアム・ディヴェイン (William Devane) / ジェームズ・ヘラー (Secretary of Defense James Heller)
- レナ・ソファー (Rena Sofer) / マリリン・バウアー (Marilyn Bauer)
- エヴァン・エリングソン (Evan Ellingson) / ジョシュ・バウアー (Josh Bauer)
- ピーター・マクニコル (Peter Macnicol) / トム・レノックス (Tom Lennox)
- リッキー・シュローダー (Rick Schroder) / マイク・ドイル (Mike Doyle)
- エリック・バルフォー (Eric Balfour) / マイロ・プレスマン (Milo Pressman)
- レジーナ・キング (Regina King) / サンドラ・パーマー (Sandra Palmer)
- ロジャー・クロス (Roger R. Cross) / カーティス・マニング (Curtis Manning)
- ポール・マクレーン (Paul McCrane) / グラハム・バウアー (Graem Bauer)
- カルロ・ロタ (Carlo Rota) / モリス・オブライエン (Morris O'Brian)
- マイケル・アンガラノ (Michael Angarano) / スコット・ウォレス (Scott Wallace)
- ミーガン・ギャラガー (Megan Gallagher) / ジリアン・ウォレス (Jillian Wallace)
- ツィ・マー (Tzi Ma) / チェン・ツィ (Cheng Zhi)
- ラファエル・スバージ (Raphael Sbarge) / レイ・ウォレス (Ray Wallace)
- ジュード・チコレッラ (Jude Ciccolella) / マイク・ノヴィック (Mike Novick)
- グレン・モーシャワー (Glenn Morshower) / アーロン・ピアース (Aaron Pierce)
- アドニ・マロピス (Adoni Maropis) / アブ・ファイエド (Abu Fayed)
- カル・ペン (Kal Penn) / アーメッド・アマー (Ahmed Amar)
- パワーズ・ブース (Powers Boothe) / ノア・ダニエルズ (Vice President Noah Daniels)
- ハリー・J・レニックス (Harry J. Lennix) / ワリード・アル・レザニ (Walid Al-Rezani)
- アレクサンダー・シディグ (Alexander Siddig) / ハムリ・アル・アサド (Hamri Al-Assad)
- カリ・マチェット (Kari Matchett) / リサ・ミラー (Lisa Miller)
- ジェームズ・クロムウェル (James Cromwell) / フィリップ・バウアー (Phillip Bauer)
- ジーン・スマート (Jean Smart) / マーサ・ローガン (Martha Logan)
- デヴィッド・ハント (David Hunt) / ダレン・マッカーシー (Darren McCarthy)
- ミッシー・クライダー (Missy Crider) / リタ (Rita)
- ニック・ジェームソン (Nick Jameson) / ユーリ・スワロフ (President Yuri Suvarov)
- キャスリーン・ギャティ (Kathleen Gati) / アーニャ・スワロフ (Anya Suvarov)
- ラデ・シェルベッジア (Rade Serbedzija) / グレデンコ (Dmitri Gredenko)
- マイケル・シャンクス (Michael Shanks) / マーク・ビショップ (Mark Bishop)
- マイケル・ライリー・バーク (Michael Reilly Burke)
- ボブ・ガントン (Bob Gunton)
- チャド・ロウ (Chad Lowe)
- グレゴリー・イッツェン (Gregory Itzin) / チャールズ・ローガン (President Charles Logan)
『24 - TWENTY FOUR - シーズン VI 』シリーズ一式 丸ごとレンタル for TSUTAYA DISCAS
- 新 : 『女帝 [エンペラー]』(The banquet ye yan) / チャン・ツィイー、ダニエル・ウー
- 古 : 『ゾディアック』(ZODIAC) / ジェイク・ギレンホール、デヴィッド・フィンチャー