- 監督 :
- ゴア・ヴァービンスキー
- 特に目立つ人たち :
- ジョニー・デップ
- オーランド・ブルーム
- キーラ・ナイトレイ
- おれが観たあらすじ :
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』の続き。
ゆっくり観たかったので、俺様の休日にて。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』観賞履歴 & 感想のまとめ。
- おもしろいね。やっぱ。
まま、普通に楽しめたかな。
シリーズ最初っから観てるし、キャストも豪華すぎるぐらいの顔ぶれだしね。
さすがはディズニー。
ま~ず 8割方 “ ハズレ ” は作らないっすねぇ~……
海賊ブームの火付け役になっただけのことはある。
そして、ジョニー・デップとオーランド・ブルーム。
ひとクセもふたクセもある男前と、見事なまでにクセのない男前。
今回は、さらにチョウ・ユンファもそれなりの存在感で登場。
香港バカでありながら、チョウ・ユンファの凄さがまるで理解できない男でありますが、この映画に限っては、なかなか素敵だったじゃないのさ。なんかちょっと崩れた感じのある役柄のほうが素敵なんじゃないの?
あまりに強すぎたり、伝説的な存在の役だと、どうもキマりすぎてて退屈なんだよな。というより、逆にフツーのおっさんにしか観えてこないのよ。ちょっと裕次郎似ってぐらいか。
しかしながら、さすがにここまでのシリーズで大ヒット飛ばしただけあって、キャストも回を追うごとに豪華になるなぁ~。
まあ、最初っからジョニー・デップとオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイなんていう強豪ぞろいだったけども、どんどんどんどんもう宴的なキャスト。
キーラ・ナイトレイはケイト・ウィンスレットとよく間違うけど、この人は『ドミノ』って映画の主人公で、恐ろしくカッコいい女としておれのなかに強烈な印象を残した。実話だっつーんだから、これまた凄い。ハンパねぇ。生き方も背景も、見た目も内面も、男として憧れる女かもしれない。
できれば、話が逸れてくのは避けたいと思ってます。
そうねぇ~、やっぱいつもきっかけとなるのは、キャストだよな。
ジョニー・デップの映画は、もうほとんど観てるはず。もう、好きで好きでたまんないの。来日中のインタビューでやってたしぐさを真似て過ごしたこともあるぐらい。
『チャーリーとチョコレート工場』でもそうだし、『エド・ウッド』でも『ドンファン』でも『ラスベガスをやっつけろ』でも『リバティーン』でも、そしてこのキャプテン・ジャック・スパロウにしても、ジョニー・デップのキャラ作りは、とにかくすげぇ。
キャラっていうんじゃなくて、“ ジョニー・デップって実際にもこんな人なの? ” っていうぐらいの自然さを感じる。
でもクセが強い。
だからすげぇ。だから好き。
オーランド・ブルームは、あまりに整ってて美男子すぎるため、“ あぁ~、カッコいいねぇ~。男前やねぇ~、おまえさん ” って眺めてるだけ。
キーラ・ナイトレイは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』を観てるときだけ、ケイト・ウィンスレットと思って観てる。
この映画のシリーズにおいては、あのイカレた占い師さん以外の女性キャストさんたちは、ぶっちゃけ、どうでもいいの。
あの、最初っから怪しい雰囲気かもしだしてるナオミ・ハリスは、ほぼ唯一と言っていいぐらい、おれが黒人女性として可愛いとか美人って感じる人。もう一人は、アシャンティ。
いいじゃないですか、あの怪しくも美しく、妖艶で挑発的なエロい感じ。
あとはまあ、それなりといったところ。
やっぱ、シリーズあってのキャストかなと。
ジョニー・デップとオーランド・ブルーム、そしてキーラ・ナイトレイさえいればいいかななんて感じてしまう。
監督のゴア・ヴァービンスキーだって、ジェリー・ブラッカイマーっていうビッグネームに食われてる始末だし。
とはいえ、やっぱし映画のシナリオがいいんだろうな。
海賊なんて、とってもファンタジーな世界だ。今となっては。
しかも、ここはニッポン。“ 海賊 ” といえば、本気でジョニー・デップとかみたいな “ みんな陽気 ” っていうイメージを抱きそうなもんだ。海賊船もノアの箱舟かよって勢い。
“ 海賊 = パイレーツ・オブ・カリビアン ” でしょうよ。
やっぱなんだかんだで、友情と希望とファンタジー、胸踊るテーマを描かせたら、ディズニーにかなうところなんてないんだろうな。
邦画じゃ、どっかムリしてるなぁ~っていう雰囲気あるし、香港とかフランスとか、どっかあのへんの映画には似合わないし、アメリカのハリウッド映画だと、どっかイキすぎちゃってる感が強い。
笑いを強要しない陽気さっつーのかなぁ~……
ギャグじゃないコミカルさっつーのかなぁ~……
微笑ましいのかな。
ジョニー・デップのキャラクター作りは際立ってるし、オーランド・ブルームのウィル・ターナーからにじみ出る生真面目さが引き立てる。
悪いヤツらが企てる悪だくみだって、なんも全然ドロドロしてないし、むしろスパッと始まってサクサクッとケリがつく。爽快ですらある。それもまたコミカルに映りまして、おもしろさを引き立てる要素の一つになってるわけだ。
シナリオとキャストさんたちの見事なコラボ。
ファンタジーな設定と、現実味のある世界観、そのはざまで揺れることで二つを融合させる魔法をかけられたような登場人物たち。
物語のスケールもデカい上に、アクションシーンも迫力があって楽しめること請け合い。
まあ、やっぱしこちら『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの DVD では、なんと言っても特典映像でしょう。
“ NG シーン ” は、ジャッキー映画に匹敵するおもしろさだ。
ディズニー映画では “ 卑語 ” 厳禁だからね。
ジョニー・デップ、おもしれぇ……
おちゃめな感じがたまんねっすな!!
いやはや……
やっぱウォルトは、本当にいい仕事しますな!!
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』のこれだけでもきっと楽しめると思うけど、より楽しみたいなら、1から全部観ておくべし。
っつーかあの終わり方 ──── なんだかんだで完結しねんだろ?
また作るんだろ?
そうなんだろ、ウォルト?
キャスト詳細情報
- 原題 :
- 『 Pirates of Caribbean: World End 』
- 『 Pirates of the Caribbean 3 USA 』
- 『 Pirates of the Caribbean: At Worlds End 』
- 『 P.O.T.C. 3 』
- 『 Pirates 3 』
- 監督 :
- ゴア・ヴァービンスキー (Gore Verbinski)
- 製作 :
- ジェリー・ブラッカイマー (Jerry Bruckheimer)
- 製作総指揮 :
- マイク・ステンソン (Mike Stenson)
- チャド・オマン (Chad Oman)
- ブルース・ヘンドリックス (Bruce Hendricks)
- エリック・マクレオド (Eric McLeod)
- 脚本 :
- テッド・エリオット (Ted Elliott)
- テリー・ロッシオ (Terry Rossio)
- 撮影 :
- ダリウス・ウォルスキー (Dariusz Wolski)
- 衣装デザイン :
- ペニー・ローズ (Penny Rose)
- 編集 :
- クレイグ・ウッド (Craig Wood)
- スティーヴン・リフキン (Stephen Rivkin)
- 音楽 :
- ハンス・ジマー (Hans Zimmer)
- 出演 :
- ジョニー・デップ (Johnny Depp) / キャプテン・ジャック・スパロウ (Jack Sparrow)
- オーランド・ブルーム (Orlando Bloom) / ウィル・ターナー (Will Turner)
- キーラ・ナイトレイ (Keira Knightley) / エリザベス・スワン (Elizabeth Swann)
- ジェフリー・ラッシュ (Geoffrey Rush) / キャプテン・バルボッサ (Barbossa)
- ジョナサン・プライス (Jonathan Pryce) / スワン総督 (Governor Weatherby Swann)
- ビル・ナイ (Bill Nighy) / デイヴィ・ジョーンズ (Davy Jones)
- チョウ・ユンファ (Chow Yun-Fat) / キャプテン・サオ・フェン (Captain Sao Feng)
- ステラン・スカルスガルド (Stellan Skarsgård) / ビル・ターナー (Bootstrap Bill)
- ジャック・ダヴェンポート (Jack Davenport) / ジェームズ・ノリントン (Norrington)
- ジャック・ダヴェンポート (Jack Davenport) / ジェームズ・ノリントン (Norrington)
- トム・ホランダー (Tom Hollander) / ベケット卿 (Cutler Beckett)
- ナオミ・ハリス (Naomie Harris) / ティア・ダルマ (Tia Dalma)
- デヴィッド・スコフィールド (David Schofield) / マーサー (Mercer)
- ケヴィン・R・マクナリー (Kevin R. McNally) / ギブス航海士 (Gibbs)
- リー・アレンバーグ (Lee Arenberg) / ピンテル (Pintel)
- マッケンジー・クルック (Mackenzie Crook) / ラゲッティ (Ragetti)
- デヴィッド・ベイリー (David Bailie) / コットン (Cotton)
- キース・リチャーズ (Keith Richards)
- 新 : 『レスティング・プレイス 安息の地』(Resting Place) / モーガン・フリーマン
- 古 : 『プレステージ』(The Prestige) / ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル