- 製作総指揮
- ポール・シェアリング
- 特に目立つ人たち :
- マイケル・スコフィールド/ ウェントワース・ミラー
- リンカーン・バローズ / ドミニク・パーセル
- セオドア・ “ ティーバッグ ” ・バッグウェル / ロバート・ネッパー
- フェルナンド・スクレ / アマウリー・ノラスコ
- ベンジャミン・マイルズ・ “ シーノート ” ・フランクリン / ロックモンド・ダンバー
- サラ・タンクレディ / サラ・ウェイン・キャリーズ
- アレクサンダー・マホーン / ウィリアム・フィクトナー
- おれが観たあらすじ:
- ≪フォックスリバー刑務所≫の運動場に一般人もちょっぴり混ざってきて、そこがすごく広くなったってだけの話。
個人的なくどくどした詳細を省いた感想を一行にまとめると、こうだ。
──── このおもしろさはマジで超絶だけど、二回観たいとまでは思わない。
『 PRISON BREAK2 』観賞履歴 & 感想のまとめ。
- 第1回目観賞 : “ シーズン3 ” が早く観たい!!!!
おもしれぇ……
これはおもしれぇ……
マジでおもしれぇ。
一話、観終えるごとに、先が気になって気になって仕方がない。
まあまあまあまあ、ホンットその気になりようといったら半端じゃない。最後の6枚ぐらいは、一気に観せられた感が強い。バイトとかがなければ、たぶん全話一夜だったろうな。
それはぶっちゃけ、おれが愛してやまないかの『24』以上だと思う。
『24』は、なんだかんだで先が決まってる。突き詰めまくってしまえば、ジャックの失敗と成功の繰り返しだ。
でもこれは、とにかく先が読めない。
最初はマイケルの “ 天才 ” っていう部分に興味津々で観始めてみたものの、さすが人間だな。人間どうしの “ 信頼 ” ってのがエグいぐらい浮き彫りにされてる感じ。
つながりはわかっても、具体的なものが必ず濁されてる。
というより、常につきまとってる “ 陰謀 ” なんだけど、だれもがその影だけを追ってる。最後の最後でチラッと輪郭だけ出して、そのまま結末を迎える。
いや、あの結末を観てもさっぱり意味がわからない。
結局また始まりなんだもの……ありがちだな。
ちょちょっと思いつきでとってつけたようなエンディング。それでいて、オープニング。
“ え? ここへきて新キャラはないんじゃない? ” っていうのと似た印象を受けるかもしれない。おれも受けた。
でも、それがドラマ。
作り方がうまいと言うべきか、シナリオが素晴らしいと言うべきか……
どちらも褒めたい。
っつーか、汚ぇ。
最近じゃよくありがちだけど、作り方がえげつない。
先を、そして次回作を気にさせてこそのドラマなんだろうけど、ここまでくるとさすがに腹立たしい。
こりゃ観ちゃうでしょうに……
でもあんまり長引かせると、期待過剰になっちゃうぜ?
って、アメリカじゃもう放送されてんだってな。
まあいいさ。
作り方とかはとにかく素晴らしいのひと言に尽きる。ドラマっていう観点だけ見れば、満点でもいいんじゃないか?
登場人物たちの性格ともども外に出た分、またいろんな面がさらに出てきて魅力的。
むしろ、主演のマイケルとリンカーンがほかの登場人物たちに多少食われてぎみだったかなとさえ感じる。ほかの人たち、個性がいちいち濃すぎ。
“ ティーバッグ ” の変態度が激化。
とにかく、すぐ人殺す。人もモノも、なにもかもが使い捨てだ。
かといって、無感情ってわけじゃない。
ものすごく魅力的。
ケダモノがさらに狂ったみたいな雰囲気を常に漂わしてるけど、すっげぇ繊細な一面も垣間見せるあたり、おれ、好き。かなり好き。
『PRISON BREAK2』の登場人物のなかでなら、一番魅力を感じた。
純粋なのはリンカーンじゃない。実際にはこの人だよ。
ただちょっとばかり、イカレてるだけ。
スクレもいいな、やっぱ。
一本ヤリで、がむしゃら。不器用だけど、バカじゃない。
『PRISON BREAK』の “ メイキング ” でも本人が言ってたけど、“ 愛されるキャラ ” ってのはたしか。
リンカーンは名脇役って感じが終始。
あの人が画面に入ると、締まるな。迫力のコントラストが上がる感じ。
華だな。
マイケルはやっぱ冷静沈着で “ 天才 ”。
と同時に、すごく原始的で凶暴な一面も持ってる。
でもやっぱり、あまりにいい子ちゃんすぎるなと……中途半端に。
まま、それがマイケル像なのかもしらんけど、二面性とか冷静とかいうなら、もっともっとそこに徹してほしい感じ。どうせなら、完全にグレーな境界線の上を歩いて、その境界線の線と線の境目さえ見極めながら生きてる感じのほうが、より “ 天才 ” なインパクトを受けていい。
でも人間っぽい感じも嫌いじゃない。実際にはどちらでも好きなんだけども、インテリジェンスとすこぶる容姿端麗なところは、人間やっぱ、見た目がものを言うってのを痛感させられる。
ウェントワース・ミラーはちょ~っと美男子すぎるな。メガネは似合わねぇけど。
っつーか、お金もらって “ 同感だ ” って笑うだけかよ。娘に会いに行ってやれよ、おまえ。
ここがマイケルの一番中途半端な印象。
まあ、主な登場人物に関しては、みんなそれぞれにいろんな過去、それでいてなかなかヘビーな感じのを背負わされてて、大変そうだ。要所要所でそれが生きてるところがいい。
うまいというべきか……素敵。
みんな素敵。
サラ、好き。
シーズン1のラストでは、思わずわめいたよ…… “ ここで殺しちゃダメだろう!! ” って。
理由がわかんねぇ。
……ってシーズン2の中盤で、同じようなセッティングが出てきたから、あれも陰謀だったのかなと思って納得。
なんの苦悩? 人間失格? 法を犯したこと? 立場? やっぱマイケル?
それとも、その全部で押しつぶされそうになったから?
不思議だもんな。女心は不思議なもんだ。
って、そうだ!!
そういえば、『プリズン・ブレイク2』で出てきたじゃない!! そういえば、オープニングのキャスト名で気づいちゃったじゃない!!
ホリー・ヴァランス!!
なんなのさ、なんなのさ……ビックリこいちゃったぜ、まったく。
ジャケットの見た目のみで衝動買いしたアルバムの一曲『KISS KISS』で惚れたあのセクシー・ガール。
いや、ね?
最初にニカ役で画面に出てきた瞬間、“ あ、おれこの人好きだ ” って心のなかで自分のつぶやく声を聞いた。
そしたらアータ……ホリー・ヴァランスなんだもの。思わず「オォ~、オォ~!!」って叫んだわ。
ホ・リ・イ!! ホ・リ・イ!!
Holly Valance!!
Oh, Holly!!
いやぁ~、おれ、ホントああいう雰囲気の女の人大好きなんだな、マジで。
娼婦のような色気と、なんとなく感じる危険さと、あ、こいつはバカじゃないなっていう知性と、服を着ててもにおいたつほどのエロさをまき散らす人。
ベリックとの椅子でダンスシーンは、本気でそそった。本能通り越して、思わず分析脳で魅入っちまった。
『プリズン・ブレイク』にホリー・ヴァランス。
初めて彼女の女優姿を目にできただけでも、これ観てよかったと思ってる。
さて、こちら『プリズン・ブレイク2』。
と、に、か、く、おもしろかった。
『24』のシーズン6 観て、『デスパレートな妻たち』のシーズン1 観て、『エイリアス』のシーズン4 観たあとで、もっかい観たいと思ふ。
いや、ちょっと待て。
ホントにもっかい観たいか、おれ?
……そうでもない。
一回観れば充分だ。
あくまでそれぐらいおもしろいってこと。
でも、二回観たいとは思わない。
というより、内容が内容だけに、もっかい観たところでハラハラもドキドキも半減以下になることは否めない。
特にこれといって素敵なセリフもシチュエーションもない。
あくまですべてが流れに乗って起こることで、特別なシーンっていうのはない。
全部がおもしろい。すべてがおもしろかった。
すべてでおもしろかったわけだ。
特にこれといった思い入れのあるシーンとかは、なきにしもあらず。
登場人物はみんな色濃くて白黒はっきりした人たちばっかりだけど、全体にたちこめる薄暗い感じはグレーだ。
逆に言えば、なにか一つが欠けてしまったらおもしろくなくなってしまうだろうなと。
- タイトル :
- 『 プリズン・ブレイク (シーズン II ) 』
- 『 PRISON BREAK SEASON 2 』
- 企画 :
- ポール・シュアリング (Paul Scheuring)
- 製作総指揮 :
- ブレット・ラトナー (Brett Ratner)
- ポール・シュアリング (Paul Scheuring)
- マーティ・アデルスタイン (Marty Adelstein)
- ニール・H・モリッツ (Neal H. Moritz)
- ドーン・パローズ (Dawn Parouse)
- マイケル・パヴォーネ (Michael Pavone)
- 出演 :
- ウェントワース・ミラー (Wentworth Miller) / マイケル・スコフィールド (Michael Scofield)
- ドミニク・パーセル (Dominic Purcell) / リンカーン・バローズ (Lincoln Burrows)
- ロビン・タネイ (Robin Tunney) / ベロニカ・ドノバン (Veronica Donovan)
- ピーター・ストーメア (Peter Stormare) / ジョン・アブルッチ (John Abruzzi)
- アマウリー・ノラスコ (Amaury Nolasco) / フェルナンド・スクレ (Fernando Sucre)
- マーシャル・オールマン (Marshall Allman) / LJ・バローズ (LJ Burrows)
- ウェイド・ウィリアムズ (Wade Williams) / ブラッド・ベリック刑務長 (Bradley 'Brad' Bellick)
- ポール・アデルスタイン (Paul Adelstein) / ポール・ケラーマン (Paul Kellerman)
- ロバート・ネッパー (Robert Knepper) / セオドア・“ティーバッグ”・バッグウェル (Theodore 'T-Bag' Bagwell)
- サラ・ウェイン・キャリーズ (Sarah Wayne Callies) / サラ・タンクレディ医師 (Dr. Sara Tancredi)
- ステイシー・キーチ (Stacy Keach) / ウォーデン刑務所長 (Warden Henry Pope)
- ウィリアム・フィクトナー (William Fichtner) / アレキサンダー・マホーン (Alexander Mahone)
- ロックモンド・ダンバー (Rockmond Dunbar) / ベンジャミン・マイルズ・“シーノート”・フランクリン (Benjamin Miles 'C-Note' Franklin)
- ジョン・ハード (John Heard) / フランク・タンクレディ (Governor Frank Tancredi)
- サイラス・ウェイア・ミッチェル (Silas Weir Mitchell) / チャールズ・“ヘイワイヤー”・パトシック (Charles 'Haywire' Patoshik)
- レジー・リー (Reggie Lee) / ビル・キム (Bill Kim)
- ホリー・ヴァランス (Holly Valance) / ニカ・ヴォレク (Nika Volek)
- アンソニー・ジョン・デニソン (Anthony John Denison) / アルド・バローズ (Aldo Burrows)
- マット・デカロ (Matt DeCaro) / ロイ・ギアリー (C.O. Roy Geary)
- レイン・ギャリソン (Lane Garrison) / トゥイーナー (David 'Tweener' Apolskis)