『アドレナリン』(CRANK) / ジェイソン・ステイサム

監督 :
マーク・ネヴェルダイン
ブライアン・テイラー
特に目立つ人たち :
ジェイソン・ステイサム
エイミー・スマート
ホセ・パブロ・カンティージョ
キーオニー・ヤング
おれが観たあらすじ :
“ 止まったら死ぬ ” って、意外とけっこう止まってたっぽい。

 早く寝ようと思って、いつもより早めに映画を観とこうと思って観た映画。
 おかげで寝れなくなった。

『アドレナリン』観賞履歴 & 感想のまとめ。

  1. 第1回目観賞 :
    嗚呼、おれも街なかで立ちバックしてみてぇ……

 おォ~んもしれぇ ──────────── !!!!!!!!

 以上。


 ……という感想だけで実際充分だし、そうしたいところなんだけど、やっぱり知識ひけらかし癖がうずくため、いってみよう。
 いや、嘘です。
 本当に上の感想だけで充分だし、それ以上なにが、どんな言葉が必要なのかもおれは存じ上げません。
 ただ、このキャスト、主演のジェイソン・ステイサムが個人的に大好きでしてね?
 この映画に関しては、“ おもしろい ” ──── ただそれだけでいいのよ。本当に。
 だって、おもしれぇんだもの。

 ジェイソン・ステイサム。

 あなたはどうよ?

 映画通じゃなくても、実際名前までは知らなかったけど、“ あぁ~、あぁ~ ” っていう人、けっこう多いんでない?
 特に男!!

 そう!!
 カッコイイ!!

 どう?

 男だよ? 特に男に言いたいのよ?

 男が惚れるカッコよさっつーの?

 どう? 違う? これ間違ってる?
 女の “ 可愛い ” は全然アテになんないのと同じで、このカッコよさってたぶん男寄りだろ?
 まあ、言ってみれば長渕剛さん的? 違うか? 矢沢栄吉さん的? 矢沢永吉? 英吉さんだっけか?
 まあ、どっちも個人的にはあまり好きではないけど、ニッポン男児じゃなくても、男が惚れるカッコよさって言ったら、日本じゃ代表格なんでしょ?

 イカレててワルくて、ワイルドで、一本道で、それでいて地味に繊細で、頭もよくて、それでいてけっこう自分なりの強い哲学持ってたり?
 どう? そういうの惹かれない? 男ってこういうの好きでしょ?
 そう、この人のカッコよさって、男が惚れるカッコよさなんだな。
 マジでカッケぇよ。イカしてる!!

 でもって、地味ィ~に、いろいろ出てる。
 あなたはなに?
 やっぱし『トランスポーター』? 『スナッチ』? 最近の『カオス』?

 おれはやっぱ、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』!!
 たぶんこれが最初なんじゃないかな?
 これより前って、観たことないような、あるような……似たような人はけっこういる。ハリウッドだと、って言っても一人だけ ──── 『ハード・プレイ』のウディ・ハレルソンな。この人とは、実際区別つかないな。声も似てるし。この人もいろいろ出てる。
 でも、ドカーンときたのはジェイソン・ステイサムだなぁ~……
 いや、ウディ・ハレルソンも好きだよ? うん、好きだけど……

 でもなにが違うんだろう?
 声も顔もひどく似てるんけど……

 ズバリ、存在感!!

 ウディ・ハレルソンは、なんていうのかなぁ~……やっぱ、どっかいい人そうな感じがすんのかなぁ~。
 その点、ジェイソン・ステイサムは、マジでそんなのミジンコほどもねぇ。それが出るのは、しぐさとか立ち振る舞いににじみ出るっていう感じ。
 ヤベェときはホントにヤベェ。完全に目がイッてるし、発狂してるときなんざ、あんなのになんて絶対近寄れねぇ。
 ワルな役柄でそういう雰囲気な俳優さんはハリウッドなら、あまたいれども、この人ほど雰囲気と迫力が見事なまでにマッチングした哲学者っぽいワルはいねぇ。聡明かつヤリ手な必要なときに必要なだけワルっつー感じだな。

 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で初めて観て、めっちゃカッケぇと……
 でもう、そのあとはってーと、一気にドドーンとビッグネームと共演しまくってる。メジャー映画が目白押しだよな。
 この人の出演映画を観れば、そのときどきの流行映画がわかるってなぐらい有名な映画が多い。
 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』から始まり……

2000年
スナッチ
2001年
ザ・ワン
ミーン・マシーン
2002年
トランスポーター
2003年
ミニミニ大作戦
2004年
コラテラル
セルラー
2005年
トランスポーター2
カオス

 いやぁ~、観てるねぇ~……おれ観てるねぇ~……
 まあ、こやって観るとやっぱ、『トランスポーター』で一気にグバッときたのかな。たしかにあれもおもしれがった。うん、おもしれかった。
 でもデビューの次が『スナッチ』だで? いきなりあのブラッド・ピットが脇役みたいな扱いで超有名になった『スナッチ』だで? 映画は実際たいしたことなかったけども……
 たしかに『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』はすごかったけども……
 『カオス』は、あれヤバい。かなりヤバかった。この人だからこそ活きたシナリオと結末。

 迫力もハンパねぇ……
 『アドレナリン』でもそうだけど、あのイカレっぷりったらねぇ。ムチャっていうのはこの人の出る映画の役どころのためにあるような言葉だな。
 そうそう、ムチャするやつって、男けっこう好きだよねぇ~……
 まま、男に限らず、そういう男が好きな女も多いのかな。よくいるのが “ ホント、バカだよねぇ~ ” って見守っちゃう人。
 チャメっ気たっぷりなのに、ムチャなの。
 声がハスキーで、すっげぇワルそうなのに、笑うと可愛いのよ。

 つってもさ?
 なんだかんだで、どの映画でもそうなんだけど、この人が演じると卒倒しそうなぐらい感じられるのは、これでしょ?

 男気!!

 でしょでしょ? これっしょ?
 熱いよなぁ~……カッコいいよなぁ~……
 まあいいよ。
 『アドレナリン』のページなのに、結局 “ おまえ、どんだけジェイソン・ステイサムのことスッキやねん ” っていう恋文みたいな感じになりそうだ。

 あそうそう。
 ジェイソン・ステイサムのスウィートハート役の女の人な、こないだ観て “ 反則だ ” って言った人『インビジブル2』のローラ・レーガンかと思ったら違ったらしい。一人でテレビに向かって “ 反則やで、反則やで ” って連呼してたのに……
 しっかしハリウッドってところは、似たような人集めてくんなぁ~。


 映画は、とにかく観ればいい。
 しょっぱなからかなり飛ばしてる。さすがは “ アドレナリン ” ってタイトルついてるだけあるな。英題も “ CRANK ” で “ 変人 ” ときてる。
 『アドレナリン』にジェイソン・ステイサム、バッチリっす。ドンピシャっす。もう “ シャブ ” ・チェリオスってなぐらい。
 たまらんわ。
 アドレナリンな音楽もまた映画を盛り上げててカッコイイし、画的にも撮り方とかがグッと迫ってくるものがあって絶好調にアドレナリンだ。
 最初っから最後まで、ずっと全開。フルスロットルでフライアウェイ。
 まま、ありゃ “ R-15 ” 指定にもなるわな。“ おっ、やるか? やるか、やるか? ” って思いつつ、さすがに笑った。

 と、それだけだと思うだろ?
 違うんだな、これが。
 ただハイテンションなだけかと思いきや、シナリオもしっかり起承転結がある。わかりやすくて、悪い世界特有の裏返っちょな展開が待ってるんだな。
 読めるけど、いい感じなのよ、そこがまた。

 ちなみにジェイソン・ステイサム、日本でいうところの哀川翔さんみたいに、顔や雰囲気、映画のなかでも迫力に似合わず、かなり声が高い。
 でも、哀川 翔さんみたいにクリーンなハイトーンじゃなくて、ハスキーなのがたまんない。

 なんかベタ褒めすぎな感じもするけど、とりあえず観とけ。
 これに熱くなれなきゃ、漢じゃないっすよ。

──────── やるしかねぇな……

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キャスト詳細情報

タイトル :
『 Crank 』
監督 :
マーク・ネヴェルダイン (Mark Neveldine)
ブライアン・テイラー (Brian Taylor)
製作 :
マイケル・デイヴィス (Michael Davis)
トム・ローゼンバーグ (Tom Rosenberg)
スキップ・ウィリアムソン (Skip Williamson)
リチャード・ライト (Richard S. Wright)
ゲイリー・ルチェッシ (Gary Lucchesi)
製作総指揮 :
ピーター・ブロック (Peter Block)
マイケル・パセオネック (Michael Paseornek)
エリック・リード (Eric Reid)
デヴィッド・スコット・ルービン (David Scott Rubin)
脚本 :
マーク・ネヴェルダイン (Mark Neveldine)
ブライアン・テイラー (Brian Taylor)
撮影 :
アダム・ビドル (Adam Biddle)
衣装デザイン :
クリストファー・ローレンス (Christopher Lawrence)
編集 :
ブライアン・バーダン (Brian Berdan)
音楽 :
ポール・ハスリンジャー (Paul Haslinger)
出演 :
ジェイソン・ステイサム (Jason Statham) / シェブ・チェリオス (Chev Chelios)
エイミー・スマート (Amy Smart) / イヴ (Eve)
ホセ・パブロ・カンティージョ (Jose Pablo Cantillo) / リッキー・ベローナ (Verona)
エフレン・ラミレッツ (Efren Ramirez) / ケイロ (Kaylo)
ドワイト・ヨーカム (Dwight Yoakam) / ドック・マイルズ (Doc Miles)
レノ・ウィルソン (Reno Wilson) / オーランド (Orlando)
キーオニー・ヤング (Keone Young) / ドン・キム (Don Kim)
カルロス・サンス (Carlos Sanz) / カリート (Carlito)
グレン・ハワートン (Glenn Howerton)
ヴァレリー・レイ・ミラー (Valarie Rae Miller)
チェスター・ベニネトン (Chester Bennington)

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